2007年9月22日土曜日

ミッション・リアデフオイル交換

05Legacyのミッションオイルとリアデフオイルを交換しました。

ミッションオイルはフロントデフも潤滑しているので、リアデフと同じくハイポイドギア対応のGL5規格が必須。
今回はUSAではメジャーでMOTULより安く、ミッションやデフ用により細分化されているRedLineにしてみました。
選んだのは以下に示すように、ミッションにはフリクションモディファイヤー(減摩擦剤)の入っていないNS。
ミッション:75W90NS
リアデフ:75W90
日本のレッドラインのサイト
では何故かNSは機械式LSD専用デフオイルと書いてあるがこれは間違い。
USAのサイトでは、NSはGL5が必要なミッション用(スバルなどフロントデフ兼用のミッション用)で、シンクロの同期が早く(シンクロを滑らすフリクションモディファイヤーを含まないため)、機械式LSD装着の場合は、バキバキ言うくらい効きが良くなる。(つまりロック気味になる)だそうだ。
リアデフの場合は摩擦は低いほど良いので(機械式LSDは除く)、極圧剤を自由に使えるが、ミッション用はシンクロには適度な摩擦が必要且つ銅製のシンクロを腐食させない極圧剤が必要らしい。
実際リアデフ用の75W-90は、純正ギアオイルと同様、硫黄系の極圧剤の匂いがしたが、ミッション用の75W-90NSはもっとマイルドな匂いだった。

外して見ると、ミッションのドレンボルトはご覧の通り、泥のような鉄粉がびっしり。下のリアデフのドレンボルトには細かい粒子の鉄粉しかないのに比べ、大きな鉄粉も多い。
おそらくギアチェンジ時のミスでガリっとシフトしたときにシンクロとスリーブが同期しないまま当たり、削れたものだろう。
これを見ると、これからはシンクロが当たってから少し待って、丁寧にシフトしようと言う気になる。
がりがり無理にシフトしていると、ギアはどんどんに入りにくくなって行くものだから。

清掃後のドレンボルト。
ちなみに右の工具が今回ミッションのドレンボルトを外すために買ったトルクスビットT70
締め付けトルクは70Nm。

今回の交換は、Legacyを購入してから2年4ヶ月 22000マイル(35400Km)で行いましたが、オイルはそれなりに濁り、金属粉がきらきらしていました。
エンジンオイルと違ってミッションや、デフには燃焼によるカーボンは入らないので、濁り成分は全て削れた金属粉でしょう。

こちらがリアデフのドレンボルト。
細かい泥のような鉄粉のみが付いています。
取り外しはソケットなしの1/2インチソケットレンチで可能です。
テーパーねじなので、液体ガスケットを塗布して、締め付けトルクは49Nm。

交換後には、驚いたことに若干シフトの入りが良くなりました。 シンクロに当ててからコクッと入る感じで、明らかにフィーリングが向上してシフトが楽しい。ただ停止時から時々1速に入りにくい癖は変わりませんが。
早めの予防交換だったのであまり期待していなかったので、フィーリング向上うれしい誤算です。
おかげでますますJettaのシフトが渋く感じられる。OHなりミッション換装なり検討しなくちゃ。

過去に他の車も含めて計5回ミッションオイルを交換していますが、フィーリングの改善が体感できたのはまだ2度目です。
ちなみに以前体感できたのは、Jettaに入れたRedLine MT90
但し、VW純正→MT90の時にはほとんど体感できず、次のMT90→MT90への交換時に体験できました。VWミッションオイルは純正も化学合成油なので、ミッションOH後には純正に戻してみようと思います。(リッター$30もするらしいですが)

ちなみにMT90は、ハイポイドギアのないFF横置きミッションやFRのミッション専用のGL4規格です。ネットを徘徊していると、たまにこのオイルをAWDのスバルのミッションに入れている人がいますが、デフの歯面の極圧潤滑向きではないので厳禁ですね。

今回オイルの購入はこちらから
単価は安いのですが、送料・手数料込みでは1Q当たり$12.24にもなってしまいました。今では日本でも、こういった日本の安売り店で同じくらいの値段で買えますね。

2007年9月1日土曜日

USオープンのシャラポア

レーバーデイ3連休の初日、 USオープンを見てきた。
この日の第一試合はレディースの3回戦で、運良くMシャラポアが出る。土曜日にしては早起きをして出かけていった。
相手はポーランドの18歳。名前は何と読むのか良くわからない、Radwanska選手、世界ランキング30位。
昨年のUS Openチャンプのシャラポアが余裕で勝つのかと思っていたら、サーブが決まらずダブルフォルトの連発。
相手はほっそりした体系でパワーは無いがコントロールが正確。
シャラポアは中盤盛り返したものの、最後はまたミスが目立ち負けてしまった。

しかしチャンピオンの意地か、どんなにダブルフォルトを出しても、決して最後までサーブの手を緩めることはなかった。
下がサーブのシーケンスだが、意外と逞しい均整のとれた身体からひねり出すサーブは、コントロールはともかく美しかった。

今までシャラポアと言えば、モデルもこなす美人選手でスリム体型だと思っていたが、プロポーションが良いからそう思っていただけで、本物は肩幅も広く筋肉質で、まぎれもないトップアスリートの体型だった。
Radwanska選手との比較でなおさらそう思えたのかも知れない。ビーナス選手あたりと較べたら明らかにスリムだろうし。
でも負けてしまったのは残念。




今回とても意外だったのは、世界のスーパースター・シャラポアではなく、Radwanska選手を応援していた観客が大勢いた事。最初はUSAの新人選手か?と思ったくらい。
シャラポアも何回か決めた会心のショットの後はこのようにおどける余裕はあったのだが。。



ちなみにいっしょに観戦していた妻は、サンバイザーの裏とアンダースコートと靴の裏が、全て赤でコーディネートされていることを盛んにほめていた。うーん、僕とは見るところが違うな。

撮影は全てOLYMPUS E510 + ZUIKO ED 40 - 150mm f4-5.6 にて。
一番上と下のフォトのみトリミング済。