見やすいホームズ彗星!
ホームズ彗星という聞いたこともない彗星が大増光している、と新聞で読んだ。 ネットを徘徊するといろいろ出てきたが、わかりやすい情報が出ているのがココ。
星図をプリントアウトしてしばらく忘れていたが、11/17の夜にふと思い出し双眼鏡で見てみると、そいつはすぐに見つかった。
まるで夜空にぽっかり浮かんだクラゲのように神秘気的な光を放っていた。
今まで見たヘールボップとも百武彗星とも違う形。
尾がないのにやけにでかく、中心がボウッと明るく、外周の境目がはっきりしたその姿はやはりクラゲだ。
思ったより明るかったので、早速E510を三脚に乗っけて固定撮影。
上が108mm相当、F3.5、20秒露出で撮影したもの。
パティオの上で双眼鏡で眺めながらの撮影のためか、はたまたISを切り忘れた弊害か、細かくブレているものの、こんなお手軽撮影でもちゃんと写っている。
下は28mm相当、F2.8、25秒露出。裏庭のパティオでの撮影なので、ガレージ裏の巨大などんぐりの木が、風邪にそよぐ様子も写っている。
このぶんなら、このホームズ彗星はもうしばらくは眺められそうだ。
しかし肉眼はおろか、普通の望遠鏡では見えない17等級からいきなり3等級まで、40万倍も増光するとは不思議なものだ。
しかもこいつは火星軌道よりも遠いところにいるのに。
ガスが急激に放出されて拡散することによって、視直径が大きくなっていく様子が、双眼鏡ごときで見られるなんて、久々にゾクゾクした夜でした。
まだ見ていない人はぜひ!