2008年3月29日土曜日

Sam Barshを見に行った

Samは一般的には無名なキーボーディストだと思われるが、個性派ベーシストAvishai Cohenとのライブで光るピアノプレイを見せていた人だ。
バンドはキーボード、ドラム、ベースに鉄琴(ヴァイブス)とコンガ(パーカッション)を加えた豪華5人編成。
演奏は、スタンダードで超上手かったDon Friedmanを見たばかりだったためか、最初ドラムのシンバルの割れたような音が耳についた。でも途中から変則的なリズムも織り交ぜ、最終的には満足のいくステージとなった。
例によってBlueNoteで見たのだが、今回Samのステージは金曜深夜12:30AMスタートのOne night stand。(一晩のみのステージ)そのためか2時間近くたっぷり演奏してくれた。Samお得意の動きのあるピアニカ演奏は期待とおりだったが、目の前のTimの鉄琴演奏は迫力がありながら美しい音色で、とても新鮮だった。
途中でラッパーが飛び入り参加していた。最初は何かへんなおっさんが勝手にステージに上がって来たなあ、と思っていたらSamの友人だそうだ。全くのアドリブだとしたら、延々音楽に合わせて歌い(しゃべり?)まくるのは大したもの。
どっちかと言うと、大人しめのSamの客層には浮きかけていたが、最後の方は結構盛り上がっていた。
このパフォーマンスでテーブルチャージ一人$7は安い!演奏が終わったのは3AMで、マネージャの人から$15でCDを買い、(何とBlue Noteでは売っていない)その場でSamにサインをもらい、満足しつつ帰途についた。

2008年3月26日水曜日

代車はImpreza

ドライバサイドのガラスの割られたLegacyは、さすがに寒いしうるさいので早速ディーラーで直してもらった。
今回の代車は何と08Impreza! ただノンターボの2.5iだけど、北米では大衆車では普通代車なんぞ出さないのでNorth Coast SUBARUはいいディーラーだ。珍しいSUBARU専業だし。
さて見た目はそのスターレットかカルディナみたいな顔はかっこ悪い。
乗った感じはまずハンドリングはいい。車重とホイールベースの関係か、Legacyほどしっとり感はないが、剛性が高く、ハンドルを切った分だけレスポンシブに前輪が向きをかえる感じで、修整舵なしでラインが一発で決まる。高速道路のコーナーがグリップの余裕範囲内ではとても楽。
ATもこりゃMTでシフトミスするくらいなら、こっちの方がシフトが早いと思えるくらい反応がいい。ただアクセルだけは、ちょっと踏んだだけで、スロットル開度50%ってな感じでビュッと出る。でもそこから全開にしても絶対パワーがあまりないので、まあまあの加速しかしない、豊田的なリニアリティのなさ。まあ実際、豊田のMatrixあたりほどひどい味付けではないので、慣れれば問題のないレベル。車重が軽いせいか、同じノンターボエンジンを積んだLegacyより軽快に走る。
5ドアながらボディ剛性は高そうなので、ターボエンジンを積んだWRXや305HPのSTiなら強烈に面白そうだ。

で、修理は当日中に終わり、税込み$339だったのでクレジットカードのポイント(Subaru Bucks)で支払いできた。ただ残念ながらアメリカレベルの修理なので、ガラスの破片がまだドア内に残っており、家に帰ってから内張りをはがして、掃除機を掛けるハメになった。

2008年3月23日日曜日

やられた!

やられてしまった。Smash & Grab だ。 今日は復活祭だというのにひどい話である。

マンハッタンの30th Street、5th Aveとブロードウェイの間で駐車中での出来事だ。

うかつにもGPSをケースに入れてドリンクホルダに入れっぱなしだったので、てっきりやられたと思っていたら、何故かナビはそのまま置いてあった。明後日行ったこともないフロリダ出張なので助かった。
盗まれたのはナビの取り付け台、充電器、しょぼいiPod FMトランスミッタ、地図と懐中電灯、以上。
一番の被害は割られたガラスだ。
911に電話し、ガラスの破片を片付けながら警察を待つ。

途中、通行人が「I'm sorry」と話しかけてくれた。ありがたいものだ。他人の不幸など放って置けばいいのに、捨てる神あれば拾う神あり、アメリカ人の数少ない?いいところだ。
ただ興味深かったのは、白人はみな同情の意を示し「I'm sorry」と言って来るのに対し、黒人は「何か見えるとこに物を置いておいたんだろう」と言ってきたこと。人種差別をするつもりはないが、彼らのおかれた、経済的なものも含めたいろいろな状況を垣間見た気がした。

いやー、マンハッタンの路上駐車は高くつくなあ。切符も過去に切られてるしなあ。

2008年3月2日日曜日

Don Friedmanを見た

最近家のオーディオで山中千尋とDon Friedmanを聞く毎日だったので、久々にBlue Noteのサンデーブランチに行った。
見たのはそのDon FriedmanとNYUカルテット。
いやーやっぱりライブはいいなあと思わせるステージでした。
まずサンデーブランチにしてはやけにレベルが高い。今年73歳とは思えないDon Friedmanの滑らかなピアノは勿論、表情豊かなサックスやドラムも良かったし、ベースもたっぷりソロを聞かせてくれた。
しかも音のバランスがいい!
今回ステージに向かって右端のドラムの真ん前に座ったにもかかわらず、ピアノやベースの音もちゃんと聞こえた。Blue Noteにしてはかなり上出来!
こんな素晴らしいステージが、スパークリングワインと食事付きで$24(Taxチップ別)とはこの物価高のNYにおいて、この上ないお買い得価格。

Don Friedmanは生粋のアメリカ人ピアニストなのだが、日本での人気が高いようで、買ったCD(Waltz for Debby)のプロデゥーサーやエンジニア、果てはライナーノーツのライター(英語なのに)まで日本人の名前が載っていた。そういう自分もDon Friedmanを知ったのはこのソニーのエンジニアの人のサイトがきっかけだったのだけどね。