2007年12月21日金曜日

10年ぶりのNewスピーカー

10年ぶりに思い切って、ホームオーディオのスピーカを新調した。
購入したのは日本では馴染みの無い、PolkAudio RTi A9
細身で背の高いスピーカだ。
背が高いだけでなく奥行きも54cmもあり、重さは34kgになる。そのため移動には苦労する。
箱から出すのも運送屋の手伝いなしでは無理だったろう。

このスピーカを選んだ理由は、おおまかに4つある。
まず中高域がシンメトリカルツイン構成で、定位が良さそうなこと。ツイータがシルクドームで高域がまろやかであろうこと。ウーファが17cmながら3つあり、面積は30cmに相当するので、低域もそれなりに出ているであろうこと。
最後に、この手のスピーカとしては手の届く価格であったことだ。
そして見た目の迫力かな?

今まで使っていたJBL MRV308は、値段の割には良く鳴ってくれて気に入っていたが、10年間の使用でエッジのスポンジがボロボロになっていた。
PolkAudioは最初は選択候補ではなかったが、上記のようにスペックやレビューを見ても悪くない。
JBLには購入可能な範囲で欲しいスピーカが無かったこともあり、こんなエッジのままでは流石に我慢できなくなり、購入に踏み切った。

暖炉の無い築90年のボロ屋なので、味気なくTVに暖炉が燃えている。
写真はホワイトバランス:白熱電球で撮っているため、TVとPCの画面が青いが、人の目にはもっと自然に見える。

アンプの構成はDENONのAVR4306をネットワークプレイヤー兼プリアンプとして、プリメインアンプのPMA-1500RIIでスピーカを駆動している。
音楽ソースは、CDからリッピングしたWAVファイルをそのまま、地下に設置した500GBのNAS-HDDに入れて、100Base-TXのLAN経由で再生している。
操作性に多少の難(ランダムプレイが出来ないなど、DLNAそのものの仕様と思われる)はあるが、非圧縮のCDクオリティの音を、CDを入れ替えることなく聞けるので便利だ。

で、肝心の新スピーカの音なのだが、最初は低音が弱く、中域も出すぎな感じで やってしまったかなあ、とも思った。
しかし1ヵ月鳴らした今では、繊細且つ力強い音を出すようになってきた気がする。ただJBLの低音の迫力が忘れられなかったので、AVアンプを低域に割り当て、中高域をPMA-1500RIIで駆動するバイアンプ構成にして、低域を若干強調してから好みの音で鳴るようになって来た。

仕事から帰ってきた夜中に大音量で聞くJazzが、もっぱら今の楽しみです。

2007年12月16日日曜日

夕暮れ

前線が去りつつあるCityの夕暮れをワンショット。

カメラはE510で1/3秒のスローシャッターながら、例によって手持ち撮影だ。OLYMPUSの手ブレ補正機構は本当に素晴らしい。いくら焦点距離28mm相当でも、普通はブレる。

ただ普段のショットはフル画素の1000万画素モードではなく、不必要なメモリの消費を避けるため、1600X1200の200万画素モードで撮っている。そのためブレが目立たない面もある。このモードでも何とかLTRサイズ程度には伸ばせるし、大判にプリントするかも知れない気合の入ったショットだけ、フル画素モードで撮るようにしているのでOKだ。フラッシュメモリだけでなく、安くなって大容量化したとは言えHDDの容量も所詮有限だからだ。 仮想空間であってもリソースはセーブしつつ使わないとね。
そして撮影した画像は全てPC内の200GBのHDDに落とし、LAN上に置いた500GBのNAS-HDDに丸ごとバックアップを取っている。

2007年12月12日水曜日

早めのスタッドレスへの交換

翌日は大雪の予報だったので、近所迷惑を気にしながらも安全には代えられず、水曜の夜にタイヤ交換実施。

予報通り翌日は大みぞれとなり、タイヤ交換のおかげで安心して通勤できました。

LegacyのスタッドレスはミシュランPilot Alpin2で、210 km/hまでOKなH規格の、いわゆるハイウェイスタッドレスです。
氷には弱いが、Q規格のブリザックのようにふらふらせず、高速道路も夏タイヤとほぼ同じストレスで快適に走れます。勿論雪もOK。グリップがゴムの柔軟性に依存する氷だけ割りきりが必要。

ちなみにJettaに履いているスタッドレスはピレリ210Snow Sportで、これも優秀なウィンタータイヤです。冬でもドライ路面で極端な我慢を強いられないタイヤです。

2007年12月8日土曜日

早めのOIL交換

SUBARU of Americaの推奨OIL交換タイミングは、7.5ヶ月又は7500Mileだが、今回は6ヶ月、3228Mileで早めにMOTULに交換してみた。

今まで使ってきたMobil1 0W-40は、厳冬期から夏までオールラウンドに使える頼もしいOILだったが、1500~2000Mileくらいから微妙にガサツさを感じるようになっていた。
別にOIL自体が劣化し切っているわけではないのだろうが、何となくガサツだなーと思いながらエンジンを回すのは今ひとつ気持ちよくない。

と言うわけで、Jettaと同じくMOTUL 300V 5W-40にしてみた訳だ。
交換後はすこぶるスムーズだが、交換直後であればMobil1もスムーズなので、いまの状態がどの位維持できるかで、この2倍の値段のOILの価値がわかると言うものだろう。
購入はJettaの時と同じく、8L以上買うと送料がタダのこちらから

なお廃OILは土壌汚染の原因になるので、部品屋で買っていたときには、店に引き取ってもらっていましたが、今は通販なので、コミュニティーのゴミ処理施設で処理してもらっています。日曜日も空いているので便利。しかも車の重さも測ってもらえ(捨てるゴミの量を計測するため)、Legacyの装備重量が3680LB(1669Kg)であることも判明しました。
ガソリン・OIL・冷却水・ウォッシャー液を除いても1593Kg位(←自分の体重を引くのを忘れていたので正しくは1532Kg位)はある計算になるので、北米仕様はMTでも重たいんだろうな。サンルーフに革シート、でかい前後バンパーに鋳鉄ロアアーム装備だから。

2.5年越しのスピーカー装着完了

走りの素晴らしいこの05 Legacy 2.5GTを買って、最も残念だったことは、オーディオの音がしょぼかったことだ。
音量を上げていくと低音の張りの無さが顕著になる、腰砕けな音なのだ。
同時期のNY赴任者が買ったトヨタのSUV HIGHLANDER(日本名クルーガー)のほうが、遥かに心地よい音を出していたのに正直ショックを受けた。

そのためノーマルで乗ろうと決めていたLegacyの、スピーカ交換を試みたのが2年半前。
ブランドは当時あこがれていたフランスFocalにし、ラインナップの中で最も安い2WayセパレートのAccess 165Aをチョイスした。このモデル2.5年で既に165A1にモデルチェンジされていて、且つ購入したオーディオショップも潰れたようなので、こちらのサイトにリンクしときます。

それでもって左右ツィータと右ウーファを交換した時点で力尽き、その後、防振材をウーファ回りに貼って一応満足のいく音になったため、左ウーファを放置したまま気がつけば2.5年も経過してました。
このままでは交換しないまま帰国になりかねないため、重い腰を上げて作業を開始したわけです。

右ウーファの取り付けは、純正スピーカを破壊してバッフル化しましたが、手間のかかった割には、プラスチック製なので、今回は木材(MDF)でまじめにバッフルを製作。
但し一から作る気力はないので、既製品を入手し、加工しました。購入は恐らくここから。何分2年は前のことなので、よく覚えていない。。

雪の積もった庭で製作開始。
12mm厚のベースに9mm厚のスペーサを追加しますが、純正と同じく、スピーカをスラントさせるため、削ります。
得意の電動グラインダで荒削りしてからサンドペーパーで仕上げ。
金属と違い柔らかいので、一気に削れます。

仮組したところ。
写真の左側が12mm+9mm=21mm厚で、右側がほぼ12mm厚となり、スラントします。
これで、165Aの大きなマグネットもガラスをクリアでき、ウーファも搭乗者の方を向く。

加工は完了。
これから塗装ですが、買いに行くのも面倒だったので、手持ちの水性木材用塗料を使用。
塗装は十分に乾かしてから重ね塗りしたので、4回4日かけました。

塗装したインナーバッフルを165Aに取り付けて、ユニット完成!
いやー長かった、購入してから2年半だもんね。
手前に見える金属板はユニットの雨よけで、内側に吸音のため、気休めのスポンジを貼りました。

左の見るからにしょぼい(特に5本のスパイダーが)のが純正ユニット。バッフル一体型で軽量化のために音は犠牲になりましたって感じ。
ちなみにFocalとしては廉価版の165Aも、ボディはプラスチック(ABS)です。
但し剛性ははるかに高そうで、アフターマーケット用スピーカの常でマグネットも大きい。

表の比較。
Focalのこの尖がったセンターコーンに憧れてたんですよ。
コーンの材質もケブラーっぽくてかっこいい。
エッジも純正のスポンジに対し、高耐久なブチルゴムです。
4本の木ネジでMDFのバッフルにしっかり固定され、音への期待が高まります。

そしてついに装着完了!

音は最初大差はないかな?とも思ったけど、音量を上げるほどに、良さが出てくる。
張りがあり、力強い低音。そして程よく繊細で適度に柔らかい中高音への繋がりもよく、聴き疲れしない好みの音に仕上がりました。
見た目も立派なネットワークには、2段階のアッテネータがついてるので、ツィータの音量レベルを低いほうに設定しています。

でも本音を書くと、一番音質向上に貢献したのはウーファ回りに貼った、$19のDynamatです。
スピーカの交換だけでは、低音の切れのなさは解決しませんでした。
サービスホールを全て塞ぐようないわゆるデッドニングではありませんが、十分効果がありました。

今ではJettaのBoseシステムより繊細で、切れのよい音となり、Legacyを運転する楽しさに貢献しています。
目下のお気に入りは大音量で聴く山中千尋です。

さらに細かいことを言うと、16.5cmのウーファなので極低音は出ていないし、高音の繊細さも、純正ヘッドのDAコンバータではこんなもんでしょう。
ただカーオーディオでこれだけの音が出ていればはっきり言って十分。ボーカルやウッドベースなどアコースティックな音も気持ちよく鳴り、僕としてはとても心地よく満足のいく音です。