2007年12月21日金曜日

10年ぶりのNewスピーカー

10年ぶりに思い切って、ホームオーディオのスピーカを新調した。
購入したのは日本では馴染みの無い、PolkAudio RTi A9
細身で背の高いスピーカだ。
背が高いだけでなく奥行きも54cmもあり、重さは34kgになる。そのため移動には苦労する。
箱から出すのも運送屋の手伝いなしでは無理だったろう。

このスピーカを選んだ理由は、おおまかに4つある。
まず中高域がシンメトリカルツイン構成で、定位が良さそうなこと。ツイータがシルクドームで高域がまろやかであろうこと。ウーファが17cmながら3つあり、面積は30cmに相当するので、低域もそれなりに出ているであろうこと。
最後に、この手のスピーカとしては手の届く価格であったことだ。
そして見た目の迫力かな?

今まで使っていたJBL MRV308は、値段の割には良く鳴ってくれて気に入っていたが、10年間の使用でエッジのスポンジがボロボロになっていた。
PolkAudioは最初は選択候補ではなかったが、上記のようにスペックやレビューを見ても悪くない。
JBLには購入可能な範囲で欲しいスピーカが無かったこともあり、こんなエッジのままでは流石に我慢できなくなり、購入に踏み切った。

暖炉の無い築90年のボロ屋なので、味気なくTVに暖炉が燃えている。
写真はホワイトバランス:白熱電球で撮っているため、TVとPCの画面が青いが、人の目にはもっと自然に見える。

アンプの構成はDENONのAVR4306をネットワークプレイヤー兼プリアンプとして、プリメインアンプのPMA-1500RIIでスピーカを駆動している。
音楽ソースは、CDからリッピングしたWAVファイルをそのまま、地下に設置した500GBのNAS-HDDに入れて、100Base-TXのLAN経由で再生している。
操作性に多少の難(ランダムプレイが出来ないなど、DLNAそのものの仕様と思われる)はあるが、非圧縮のCDクオリティの音を、CDを入れ替えることなく聞けるので便利だ。

で、肝心の新スピーカの音なのだが、最初は低音が弱く、中域も出すぎな感じで やってしまったかなあ、とも思った。
しかし1ヵ月鳴らした今では、繊細且つ力強い音を出すようになってきた気がする。ただJBLの低音の迫力が忘れられなかったので、AVアンプを低域に割り当て、中高域をPMA-1500RIIで駆動するバイアンプ構成にして、低域を若干強調してから好みの音で鳴るようになって来た。

仕事から帰ってきた夜中に大音量で聞くJazzが、もっぱら今の楽しみです。

2007年12月16日日曜日

夕暮れ

前線が去りつつあるCityの夕暮れをワンショット。

カメラはE510で1/3秒のスローシャッターながら、例によって手持ち撮影だ。OLYMPUSの手ブレ補正機構は本当に素晴らしい。いくら焦点距離28mm相当でも、普通はブレる。

ただ普段のショットはフル画素の1000万画素モードではなく、不必要なメモリの消費を避けるため、1600X1200の200万画素モードで撮っている。そのためブレが目立たない面もある。このモードでも何とかLTRサイズ程度には伸ばせるし、大判にプリントするかも知れない気合の入ったショットだけ、フル画素モードで撮るようにしているのでOKだ。フラッシュメモリだけでなく、安くなって大容量化したとは言えHDDの容量も所詮有限だからだ。 仮想空間であってもリソースはセーブしつつ使わないとね。
そして撮影した画像は全てPC内の200GBのHDDに落とし、LAN上に置いた500GBのNAS-HDDに丸ごとバックアップを取っている。

2007年12月12日水曜日

早めのスタッドレスへの交換

翌日は大雪の予報だったので、近所迷惑を気にしながらも安全には代えられず、水曜の夜にタイヤ交換実施。

予報通り翌日は大みぞれとなり、タイヤ交換のおかげで安心して通勤できました。

LegacyのスタッドレスはミシュランPilot Alpin2で、210 km/hまでOKなH規格の、いわゆるハイウェイスタッドレスです。
氷には弱いが、Q規格のブリザックのようにふらふらせず、高速道路も夏タイヤとほぼ同じストレスで快適に走れます。勿論雪もOK。グリップがゴムの柔軟性に依存する氷だけ割りきりが必要。

ちなみにJettaに履いているスタッドレスはピレリ210Snow Sportで、これも優秀なウィンタータイヤです。冬でもドライ路面で極端な我慢を強いられないタイヤです。

2007年12月8日土曜日

早めのOIL交換

SUBARU of Americaの推奨OIL交換タイミングは、7.5ヶ月又は7500Mileだが、今回は6ヶ月、3228Mileで早めにMOTULに交換してみた。

今まで使ってきたMobil1 0W-40は、厳冬期から夏までオールラウンドに使える頼もしいOILだったが、1500~2000Mileくらいから微妙にガサツさを感じるようになっていた。
別にOIL自体が劣化し切っているわけではないのだろうが、何となくガサツだなーと思いながらエンジンを回すのは今ひとつ気持ちよくない。

と言うわけで、Jettaと同じくMOTUL 300V 5W-40にしてみた訳だ。
交換後はすこぶるスムーズだが、交換直後であればMobil1もスムーズなので、いまの状態がどの位維持できるかで、この2倍の値段のOILの価値がわかると言うものだろう。
購入はJettaの時と同じく、8L以上買うと送料がタダのこちらから

なお廃OILは土壌汚染の原因になるので、部品屋で買っていたときには、店に引き取ってもらっていましたが、今は通販なので、コミュニティーのゴミ処理施設で処理してもらっています。日曜日も空いているので便利。しかも車の重さも測ってもらえ(捨てるゴミの量を計測するため)、Legacyの装備重量が3680LB(1669Kg)であることも判明しました。
ガソリン・OIL・冷却水・ウォッシャー液を除いても1593Kg位(←自分の体重を引くのを忘れていたので正しくは1532Kg位)はある計算になるので、北米仕様はMTでも重たいんだろうな。サンルーフに革シート、でかい前後バンパーに鋳鉄ロアアーム装備だから。

2.5年越しのスピーカー装着完了

走りの素晴らしいこの05 Legacy 2.5GTを買って、最も残念だったことは、オーディオの音がしょぼかったことだ。
音量を上げていくと低音の張りの無さが顕著になる、腰砕けな音なのだ。
同時期のNY赴任者が買ったトヨタのSUV HIGHLANDER(日本名クルーガー)のほうが、遥かに心地よい音を出していたのに正直ショックを受けた。

そのためノーマルで乗ろうと決めていたLegacyの、スピーカ交換を試みたのが2年半前。
ブランドは当時あこがれていたフランスFocalにし、ラインナップの中で最も安い2WayセパレートのAccess 165Aをチョイスした。このモデル2.5年で既に165A1にモデルチェンジされていて、且つ購入したオーディオショップも潰れたようなので、こちらのサイトにリンクしときます。

それでもって左右ツィータと右ウーファを交換した時点で力尽き、その後、防振材をウーファ回りに貼って一応満足のいく音になったため、左ウーファを放置したまま気がつけば2.5年も経過してました。
このままでは交換しないまま帰国になりかねないため、重い腰を上げて作業を開始したわけです。

右ウーファの取り付けは、純正スピーカを破壊してバッフル化しましたが、手間のかかった割には、プラスチック製なので、今回は木材(MDF)でまじめにバッフルを製作。
但し一から作る気力はないので、既製品を入手し、加工しました。購入は恐らくここから。何分2年は前のことなので、よく覚えていない。。

雪の積もった庭で製作開始。
12mm厚のベースに9mm厚のスペーサを追加しますが、純正と同じく、スピーカをスラントさせるため、削ります。
得意の電動グラインダで荒削りしてからサンドペーパーで仕上げ。
金属と違い柔らかいので、一気に削れます。

仮組したところ。
写真の左側が12mm+9mm=21mm厚で、右側がほぼ12mm厚となり、スラントします。
これで、165Aの大きなマグネットもガラスをクリアでき、ウーファも搭乗者の方を向く。

加工は完了。
これから塗装ですが、買いに行くのも面倒だったので、手持ちの水性木材用塗料を使用。
塗装は十分に乾かしてから重ね塗りしたので、4回4日かけました。

塗装したインナーバッフルを165Aに取り付けて、ユニット完成!
いやー長かった、購入してから2年半だもんね。
手前に見える金属板はユニットの雨よけで、内側に吸音のため、気休めのスポンジを貼りました。

左の見るからにしょぼい(特に5本のスパイダーが)のが純正ユニット。バッフル一体型で軽量化のために音は犠牲になりましたって感じ。
ちなみにFocalとしては廉価版の165Aも、ボディはプラスチック(ABS)です。
但し剛性ははるかに高そうで、アフターマーケット用スピーカの常でマグネットも大きい。

表の比較。
Focalのこの尖がったセンターコーンに憧れてたんですよ。
コーンの材質もケブラーっぽくてかっこいい。
エッジも純正のスポンジに対し、高耐久なブチルゴムです。
4本の木ネジでMDFのバッフルにしっかり固定され、音への期待が高まります。

そしてついに装着完了!

音は最初大差はないかな?とも思ったけど、音量を上げるほどに、良さが出てくる。
張りがあり、力強い低音。そして程よく繊細で適度に柔らかい中高音への繋がりもよく、聴き疲れしない好みの音に仕上がりました。
見た目も立派なネットワークには、2段階のアッテネータがついてるので、ツィータの音量レベルを低いほうに設定しています。

でも本音を書くと、一番音質向上に貢献したのはウーファ回りに貼った、$19のDynamatです。
スピーカの交換だけでは、低音の切れのなさは解決しませんでした。
サービスホールを全て塞ぐようないわゆるデッドニングではありませんが、十分効果がありました。

今ではJettaのBoseシステムより繊細で、切れのよい音となり、Legacyを運転する楽しさに貢献しています。
目下のお気に入りは大音量で聴く山中千尋です。

さらに細かいことを言うと、16.5cmのウーファなので極低音は出ていないし、高音の繊細さも、純正ヘッドのDAコンバータではこんなもんでしょう。
ただカーオーディオでこれだけの音が出ていればはっきり言って十分。ボーカルやウッドベースなどアコースティックな音も気持ちよく鳴り、僕としてはとても心地よく満足のいく音です。

2007年11月17日土曜日

見やすいホームズ彗星!

ホームズ彗星という聞いたこともない彗星が大増光している、と新聞で読んだ。 ネットを徘徊するといろいろ出てきたが、わかりやすい情報が出ているのがココ
星図をプリントアウトしてしばらく忘れていたが、11/17の夜にふと思い出し双眼鏡で見てみると、そいつはすぐに見つかった。

まるで夜空にぽっかり浮かんだクラゲのように神秘気的な光を放っていた。

今まで見たヘールボップとも百武彗星とも違う形。
尾がないのにやけにでかく、中心がボウッと明るく、外周の境目がはっきりしたその姿はやはりクラゲだ。
思ったより明るかったので、早速E510を三脚に乗っけて固定撮影。
上が108mm相当、F3.5、20秒露出で撮影したもの。
パティオの上で双眼鏡で眺めながらの撮影のためか、はたまたISを切り忘れた弊害か、細かくブレているものの、こんなお手軽撮影でもちゃんと写っている。

下は28mm相当、F2.8、25秒露出。裏庭のパティオでの撮影なので、ガレージ裏の巨大などんぐりの木が、風邪にそよぐ様子も写っている。

このぶんなら、このホームズ彗星はもうしばらくは眺められそうだ。
しかし肉眼はおろか、普通の望遠鏡では見えない17等級からいきなり3等級まで、40万倍も増光するとは不思議なものだ。
しかもこいつは火星軌道よりも遠いところにいるのに。
ガスが急激に放出されて拡散することによって、視直径が大きくなっていく様子が、双眼鏡ごときで見られるなんて、久々にゾクゾクした夜でした。

まだ見ていない人はぜひ!

2007年11月10日土曜日

エアクリーナと冷却水の交換

30 month serviceとして、エアクリーナと冷却水の交換を行った。

北米SUBARUは、7500miles / 7.5 monthごとのオイル&オイルフィルタ交換、30000miles / 30 monthごとのブレーキフルード・エアクリーナ・冷却水交換を推奨している。
このうちブレーキフルードは24ヶ月の時点で勘違いして交換してしまった、(VWは2年毎の交換を推奨しているので) ので、今回はエアクリエレメントと冷却水の交換のみ実施。
まずアンダーカバーをはずし、ラジエターのドレインから冷却水を抜く。
抜け切ってから栓をして水を入れるが、ここからVW方式にしてみた。
なんてことはない、カルシウム等デポジットの原因となる物質を含む水道水を使わず、蒸留水を使うってだけの事。
北米ではスーパーで普通に蒸留水を、1ガロン$2位で売っているので簡単に手に入る。
なお日本では蒸留水の代わりに、工業用精製水を使っていた。

約2ガロン蒸留水を入れ、サーモスタットが開くであろう適温までアイドリングし、冷ましてから再度抜く。
冷却水はクレジットカードのポイントでタダで買ってきた純正品と蒸留水を1:1で混合する。
ただそのままこの割合で希釈して入れていくと、冷却水路に残った水のため薄くなってしまうので、濃い目に希釈して入れていく。
2.5GTの冷却水容量は7.3Lなので、1ガロンの純正LLCをすべて使えばほぼ目標の50%濃度になる。(この濃度で-20℃でも凍らない)

なお取り説に入れろ、と書いてあった、純正コンディショナー(写真の青いボトルで、ホルツ製)も入れてみた。

エアクリーナエレメントは一般的な不織布の乾式。
まだ23,418マイルしか走っていないにもかかわらず、エレメントは汚れ落ち葉が結構詰まっていた。

交換後には中高速域での吹け上がりが多少良くなった気がする。
冷却水の交換は勿論単なる延命メンテなので、何も体感はできないが、このLegacyを長く乗るためには必要なこと。
あと2年ちょっとで任期満了で手放すことになるはずだけど、優れた機械に対する愛情ってやつだ。

New Implezza WRX

05 Legacyに乗って2.5年経ち、エアクリーナと冷却水の交換時期になったので、部品を買いに行きつけのSUBARUディーラーに行った。
Newインプレッツァが展示してあったので、部品を待ってる間に見せてもらった。
実は試乗はどうか?とも言われたのだが、この日は時間がなく断念。

まず外観は、はっきり言ってびっくりする位かっこ悪い。歴代最低ではないだろうか。あ、これはフロントマスクの話ね。新設された5ドアの後姿(Seat Ibizaそっくり)や横から見た姿はなかなかカッコいいが、顔がなあ。 まるで豊田のカルディナのようだ。 なにも豊田の資本が入ったからと言っていきなりカッコ悪くしなくても、と思ってしまった。
内装はシートがいい。着座位置もLegacyより低くしてある。ステアリングにもやっとテレスコピック調整がついて、(欧米人に比べ)手の短い僕でもより良いドライビングポジションがとれるようになった。インパネはプラスティッキーだが、そういうことを言う車でもないだろう。
外にはターボなしのインプと、グリルのでかくなった08Legacyもあった。

Legacyに関しては06年?から採用されたSIドライブ(SUBARU純正ECU-ROMチェンジャー)とiPodインプットが羨ましいが、そもそもターボMTのLegacy Wagonは05年式のみの短命モデルだっただけに他のチョイスはどの道あり得なかった。つまり悔しい思いをせずに済んだってこと。

エンジンルームは05Legacyとそっくりだが、エンジンの上に取り付けられていた、あまり意味のないカバーが取り去られている。
USA仕様のWRXは08からSTIと同様の2.5Lに排気量UPされたが、224HPのままで、Legacyの243HPに及ばない。車の性格から言ってインプにこそ高回転高出力のエンジンを積むべきだと思うが、戦闘機が欲しい人は293HPのSTIを買えと言うことなのだろう。

以前にも書いたが、USA仕様は残念ながら見えないところがいろいろコストダウンされているので、等長エキマニやアルミ鍛造アームは採用されていないかも知れない。(99%のアメリカ人はそんなもん気にしないので)
それでもSUBARU車の大きなアドバンテージのひとつは、ハンドリングのリニアリティーなので、これは維持されているだろう。
あの走りを重視しないConsumer Reportでさえ、SUBARUのハンドリングと耐久性には高評価を与えていた。

問題は豊田の資本によって、コストダウンに効果的な部品共通化などが始まり、出来の悪い電動パワステとか採用されてしまうと、カムリみたいな芯のないハンドリングにされてしまう可能性があること。そうしたらもうSUBARUである意味がない。
カムリは06年型4気筒のレンタカーに乗ったことがあるが、その一瞬ヴィッツかと思った外観は置いといて、あいまいなハンドリングには、シカゴオーヘア空港からダウンタウンまでのわずか1時間程度のドライブでは慣れることはなかった。どうも剛性が低く感じられ、路面の感触も遮断されすぎていて不自然な感じを受け続けたのだ。まるで小さいSUVを運転している感じだ。
ちょっと踏んだだけで、ビュッと飛び出す電子スロットルの設定も健在で、豊田らしいと思ったものだ。

良いものが売れるとは限らないのが商品企画・開発の難しいところだ。(所詮消費者が望む以上のものは出てこない)
だがいい車をつくり続けているSUBARUには、ぜひとも商業的に成功して欲しいと思う。

2007年10月31日水曜日

The Police 再び!

今日世間はハローウィーンなのだがそんな事は置いといて、会社をさっさと定時で上がり、ポリスの追加公演が行われるMadison Square Gardenに向かった。
前回はチケットが取れず、ペンシルバニアくんだりまで、ドライブがてら見に行ったのだが、その時の演奏は予想以上に素晴らしく感動したのだが、フラットな野外でステージが見えず、もどかしい思いをしたものだった。
そのため今回は、ちゃんとステージが見える$90のチケットを、やむなくダフ屋から$180で買っていった。


結果は勿論素晴らしいパフォーマンスが良く見えた
でも残念ながら感動レベルまでは行かなかったかなあ。
理由はスポーツ会場のここでは、音量上げ過ぎなためか、残響音がグワングワンいっていたのと、ツアーを何ヶ月も続けているStingの声は前回程は出てなくて、苦しそうな感じを受ける部分もあったことだ。
まあ期待値が高すぎたことが一番かも知れない。
勿論素晴らしいパフォーマンスだったんだけどね。あと、まさかと思っていたが全員仮装して出てきて、Sting以外は最後までそのままの姿で演奏したこと。
チャップリンのAndyはともかく、不気味なファラオみたいなStewartはあんまり見た目はかっこよくなかったな。
なおコンサート会場はカメラ持込禁止なので、(ケータイやコンパクトはいっぱいいたが)今回も会場から念をE510のLiveMOSセンサに送って念写したしました。念の為。

2007年10月28日日曜日

今年最後のカヤック

Main州にキャンプに行ったときにパドルを忘れ、期せずしてカーボンシャフト+グラスファイバブレードの新パドルを購入してしまたのですが、それ以来その推進力の違いに感激し、漕ぐ楽しさをあらためて感じるようになりました。

またNY近郊の湖でボートを漕ぐにはたいがいライセンスが必要で、だいたい$30程度徴収される割には登録年度のみ有効のため、一回のみ漕ぐのでは結構高くつきます。
そのため紅葉見物を兼ねて再びMinewaskaに漕ぎに行くことにしました。


上がトランクから出して広げたカヤック。日本でも人気のSpree2です。

魂(エアー)を吹き込んで、船らしくしました。
バルブがワンウェイなので、エポンプのチューブが外れてもエアーが漏れず、以前乗ってたFijiと較べてすごく楽。
この日は気温が低いので、エアを高めにいれます。


夏にも来たがけ下に上陸して休憩。
白い花崗岩の岩が綺麗。


上陸地点を水上から眺めたところ。紅葉にはちょっと早いか。
ちなみにこの崖のてっぺんにトレールが通ってます。
E510で撮りましたが、湿度の低い秋晴れだったため、青空がコダックブルーっぽく映りました。この青空が好き!


帰りは後で広げて乾かさなきゃいけないので、丸めてトランクにポン。
荷物満載のキャンプじゃあないので、トランクが贅沢に使えます。

2007年9月22日土曜日

ミッション・リアデフオイル交換

05Legacyのミッションオイルとリアデフオイルを交換しました。

ミッションオイルはフロントデフも潤滑しているので、リアデフと同じくハイポイドギア対応のGL5規格が必須。
今回はUSAではメジャーでMOTULより安く、ミッションやデフ用により細分化されているRedLineにしてみました。
選んだのは以下に示すように、ミッションにはフリクションモディファイヤー(減摩擦剤)の入っていないNS。
ミッション:75W90NS
リアデフ:75W90
日本のレッドラインのサイト
では何故かNSは機械式LSD専用デフオイルと書いてあるがこれは間違い。
USAのサイトでは、NSはGL5が必要なミッション用(スバルなどフロントデフ兼用のミッション用)で、シンクロの同期が早く(シンクロを滑らすフリクションモディファイヤーを含まないため)、機械式LSD装着の場合は、バキバキ言うくらい効きが良くなる。(つまりロック気味になる)だそうだ。
リアデフの場合は摩擦は低いほど良いので(機械式LSDは除く)、極圧剤を自由に使えるが、ミッション用はシンクロには適度な摩擦が必要且つ銅製のシンクロを腐食させない極圧剤が必要らしい。
実際リアデフ用の75W-90は、純正ギアオイルと同様、硫黄系の極圧剤の匂いがしたが、ミッション用の75W-90NSはもっとマイルドな匂いだった。

外して見ると、ミッションのドレンボルトはご覧の通り、泥のような鉄粉がびっしり。下のリアデフのドレンボルトには細かい粒子の鉄粉しかないのに比べ、大きな鉄粉も多い。
おそらくギアチェンジ時のミスでガリっとシフトしたときにシンクロとスリーブが同期しないまま当たり、削れたものだろう。
これを見ると、これからはシンクロが当たってから少し待って、丁寧にシフトしようと言う気になる。
がりがり無理にシフトしていると、ギアはどんどんに入りにくくなって行くものだから。

清掃後のドレンボルト。
ちなみに右の工具が今回ミッションのドレンボルトを外すために買ったトルクスビットT70
締め付けトルクは70Nm。

今回の交換は、Legacyを購入してから2年4ヶ月 22000マイル(35400Km)で行いましたが、オイルはそれなりに濁り、金属粉がきらきらしていました。
エンジンオイルと違ってミッションや、デフには燃焼によるカーボンは入らないので、濁り成分は全て削れた金属粉でしょう。

こちらがリアデフのドレンボルト。
細かい泥のような鉄粉のみが付いています。
取り外しはソケットなしの1/2インチソケットレンチで可能です。
テーパーねじなので、液体ガスケットを塗布して、締め付けトルクは49Nm。

交換後には、驚いたことに若干シフトの入りが良くなりました。 シンクロに当ててからコクッと入る感じで、明らかにフィーリングが向上してシフトが楽しい。ただ停止時から時々1速に入りにくい癖は変わりませんが。
早めの予防交換だったのであまり期待していなかったので、フィーリング向上うれしい誤算です。
おかげでますますJettaのシフトが渋く感じられる。OHなりミッション換装なり検討しなくちゃ。

過去に他の車も含めて計5回ミッションオイルを交換していますが、フィーリングの改善が体感できたのはまだ2度目です。
ちなみに以前体感できたのは、Jettaに入れたRedLine MT90
但し、VW純正→MT90の時にはほとんど体感できず、次のMT90→MT90への交換時に体験できました。VWミッションオイルは純正も化学合成油なので、ミッションOH後には純正に戻してみようと思います。(リッター$30もするらしいですが)

ちなみにMT90は、ハイポイドギアのないFF横置きミッションやFRのミッション専用のGL4規格です。ネットを徘徊していると、たまにこのオイルをAWDのスバルのミッションに入れている人がいますが、デフの歯面の極圧潤滑向きではないので厳禁ですね。

今回オイルの購入はこちらから
単価は安いのですが、送料・手数料込みでは1Q当たり$12.24にもなってしまいました。今では日本でも、こういった日本の安売り店で同じくらいの値段で買えますね。

2007年9月1日土曜日

USオープンのシャラポア

レーバーデイ3連休の初日、 USオープンを見てきた。
この日の第一試合はレディースの3回戦で、運良くMシャラポアが出る。土曜日にしては早起きをして出かけていった。
相手はポーランドの18歳。名前は何と読むのか良くわからない、Radwanska選手、世界ランキング30位。
昨年のUS Openチャンプのシャラポアが余裕で勝つのかと思っていたら、サーブが決まらずダブルフォルトの連発。
相手はほっそりした体系でパワーは無いがコントロールが正確。
シャラポアは中盤盛り返したものの、最後はまたミスが目立ち負けてしまった。

しかしチャンピオンの意地か、どんなにダブルフォルトを出しても、決して最後までサーブの手を緩めることはなかった。
下がサーブのシーケンスだが、意外と逞しい均整のとれた身体からひねり出すサーブは、コントロールはともかく美しかった。

今までシャラポアと言えば、モデルもこなす美人選手でスリム体型だと思っていたが、プロポーションが良いからそう思っていただけで、本物は肩幅も広く筋肉質で、まぎれもないトップアスリートの体型だった。
Radwanska選手との比較でなおさらそう思えたのかも知れない。ビーナス選手あたりと較べたら明らかにスリムだろうし。
でも負けてしまったのは残念。




今回とても意外だったのは、世界のスーパースター・シャラポアではなく、Radwanska選手を応援していた観客が大勢いた事。最初はUSAの新人選手か?と思ったくらい。
シャラポアも何回か決めた会心のショットの後はこのようにおどける余裕はあったのだが。。



ちなみにいっしょに観戦していた妻は、サンバイザーの裏とアンダースコートと靴の裏が、全て赤でコーディネートされていることを盛んにほめていた。うーん、僕とは見るところが違うな。

撮影は全てOLYMPUS E510 + ZUIKO ED 40 - 150mm f4-5.6 にて。
一番上と下のフォトのみトリミング済。

2007年8月28日火曜日

雲の合間から見た皆既月食

桃の節句に引き続き、今年2回目の皆既月食を見た。
前回の3月とは逆に、今回は明け方の西の空に皆既のまま沈んでゆく
西の開けたビルの屋上に早起きして行き、Teleview 70mmセミアポ望遠鏡+E510にて直焦撮影を試みたが、あいにくほぼ曇り空。雲の合間から無理矢理撮ったのが以下のショット。
手ブレ低減機能は望遠鏡では使えないので、ミラーアップしてから2秒後にシャッターが切れる振動低減モードで撮った。 ただ、雲の切れ間も一瞬で、シャッタースピードを振って撮る時間がなかった。 このショットはスポット自動露出で4秒も露光したため、月も雲も流れてしまっている。ブランケットモードを使えばよかったと思っても後の祭り。
結局その後は曇ったまま夜明けを迎えた。ニューアーク空港に沈む月食が撮れる絶好のロケーションだったのだが、星見は晴れないと全てパーな、運は天任せな切ないイベント。

夜明けのクライスラービルが綺麗だった。 が、
この日は、会社で眠かったのは言うまでもない。
次回は2008年2月21日。日本からは残念ながら見えないが、NYからは好条件で見れる。季節柄、めちゃめちゃ寒いと思うけど。

2007年8月25日土曜日

Minnewaskaでカヤック

久々に蒸し暑くなったので、今年2度目となるカヤック漕ぎに、お気に入りのMinnewaska State Parkに行ってきました。
ここは自転車乗ってよし、ハイクもよし、さらに泳いでよしと、僕にとって正にアウトドアを満喫できるパークです。しかも行き帰りは、もれなくワインディングのドライブまで付いてくるから素晴らしい! 
と言うことで、今回は今まで唯一やってなかったカヤック漕ぎに来たわけです。
いやー、やっぱり綺麗な水の上で漕ぐのは気持ちいい。最近スポイルされっぱなしの僕は、漕いだあとに水洗いが必要なとこでは漕ぎませんって感じです。
いつも自転車で走って休憩していた崖を、下から眺めるのもおつなものです。

パドルが曲がって写ってますが、勿論このショットはE510+8mm Fish-Eyeで撮ったためで、実際にこんなひん曲がったパドルを使っているわけではありません。(って、そんなことは解ってるか)

この湖は車で降りられないので、船は担いで持っていく必要があって、こんな着ぐるみみたいな感じで結構汗だく。
それだけに、水面での漕ぎと泳ぎ(ホントはビーチ以外ではこれまた水泳ライセンスが必要)が気持ちいい。

このショットは妻の新カメラIXY800ISにて。

2007年8月18日土曜日

OLYMPUS E510

地元のManhasset Bayの公園で遅い朝食をとりに行ったら、渡し舟?(水上バス)みたいのが来ていた。聞くと何とたったの$15で、1.5時間程クルーズしてくれるという。
天気も良かったし、夕方のバーベキューまで予定もなかったので、購入したばかりのE510と交換レンズを持って乗り込んだ。

ここManhasset Bayは超大金持ちが多数住むSands PointやKings Pointからとても近い。そのためか、しばらく停泊中のヨットや大型クルーザー(数億単位のすごいやつ)の間をぬってから沖に出た。
すると体育会系のヨット乗りが何艘か出ていた。この日は風も強かったので、斜めになりながらジグザクに方向転換しながら進んでいく。ゆっくり追い越していくかたちになったので、ここぞとばかりにシャッターを押した。

レンズはTwo Lens Outfit(Wズームキット)付属の望遠レンズである、Zuiko 40-150mm f4.0-5.6
このレンズ、標準レンズか?と思うくらい小さいのに映りはなかなか良い。
上のショットはマンハッタンをバックに3艘のヨット。
下は望遠側いっぱいの150mm(35mmフィルム換算300mm)で撮った。


揺れる船の上から、しかも下限近い1/320秒で撮っているにもかかわらず、ぶれはない。

噂通りE510の手ブレ補正機構の効きは良いようだ。
しかも初めて使う300mm相当のレンズは、こういう動きのある物を引いて撮るのが楽しい。

写真をみると、激しく傾くヨットに子供が乗っているのも見える。撮っている時には全く気が付かなかった。(こっちの船も結構揺れていたし)
そしてこれがSands Point先端にある超大金持ちの家。敷地内に灯台もあり、船の上からしか庶民はおがむことができない場所にある。家というよりもう城だ。
プライベートビーチにハンモックとビーチチェアが見える。いったいどんな人が住んでいるのだろうか?

今回は地元にこんなお手軽なクルーズがあったことを初めて知ったし、E510の威力を発揮できて楽しかった。
毎日Amazon.comをチェックして、最安値と思われる$860で買った甲斐があったと言うものだ。

2007年7月20日金曜日

The Police

27年ぶりに、ツアーのために再結成されたThe Policeを見に行った。

マンハッタンのマジソンスクエアガーデンとかはとっくに売り切れでチケットが買えず、近郊のNJ、CT、PAなどを探してやっと買えたのが、ペンシルバニアのHershey Parkスタジアム。
会社を休み、普段あまり乗らないJettaで約3時間ほど走り、予約しておいた宿のShepherd's Acres B&Bに到着。

ビールを買い出し、冷蔵庫にしまってから、さくっと食事をし、会場のHershey Parkに向かった。あのチョコレートで有名なハーシーである。



7:30PMから前座のFiction Planeが45分間演奏し、それなりにうまく若いしCD買ってもいいかなと思わせた。

ところがだ、やはりPoliceのパフォーマンスは別次元だった。
初期のころのファッションのままで飛び出してきた彼らは、$95のチケットをもってしても米粒のように小さく、前の客達の影からちらほらと見える程度。そのため後ろのほうの他の客と同じく、もっぱらスクリーンの映像を見ながら演奏を聴くことになった。
一瞬これではライブの意味がないのではないか?と思いかけたが、たった3人のコーラスも入れないシンプルな構成ながら、初期のアレンジを意識したかのようなストレートでパワフルな音に、すぐ引き込まれて行った。
Stingの声はきっちり出ているし、Andyの控えめながらノリの良いギター、Stewartの変則的なドラミングも健在。
デビュー30周年の彼らは演奏に全く衰えなどなく、Stingは見た目もまるで昔のままだ。
やっぱりペンシルバニアくんだりまで見に来てよかった。

ただしフラットな会場では、どうしても前の客が邪魔になってよくみえない。それだけが残念だった。
帰ってきた今は、もう一回違う会場に見に行くか、とも考えたりして。サイトを見ると、マジソンスクエアガーデンで10月に追加公演があるし。今度はダフ屋も視野に入れてみよう。

2007年7月6日金曜日

Aruba

疲れた日常から逃れArubaで1週間の休暇。夕日を眺めながらスパークリングワインで乾杯。

一日借りた車はJimny。舗装路では最悪に近い車だが、ダートロードでは頼れる相棒。 誰にも追われていないのに思わず逃げたくなる、気分はまるでBourne Supremacy?
こいつの初期のストロークが硬いサスは、てっきり板バネかと思ったらコイルバネだった。
1200ccのエンジンはパワーは無いが、車体は軽いので、ゆっくり走るには十分なトルクだ。ブレーキも前のみディスクだが、これまた車体が軽いことの恩恵で十分効く。
ただ舗装路でのハンドリングは過去最悪更新だ。ホイールバランスがズレまくっているらしく、60km/h(スピードメータが壊れていたので想像)くらいからハンドルが激しくブレ出す。
サスもリアがストロークするときに、横に振れるようなへんな挙動がある。
ただこれら舗装路での欠点はダートをゆっくり走る分には全く気にならない。
ちまたに溢れるCR-VやRAV4などの乗用車ベースのなんちゃって四駆ではないので、サスは丈夫そうだし、最低地上高も十分ある。また前後直結のパートタイム四駆はいざと言うときのトラクションがいい。(恐らくリアデフにはLSDなど入っていないだろうが)
適材適所とはこのことで、ダートの多いArubaでは楽しめた。普段は全く乗りたくない車だが。