2007年12月8日土曜日

2.5年越しのスピーカー装着完了

走りの素晴らしいこの05 Legacy 2.5GTを買って、最も残念だったことは、オーディオの音がしょぼかったことだ。
音量を上げていくと低音の張りの無さが顕著になる、腰砕けな音なのだ。
同時期のNY赴任者が買ったトヨタのSUV HIGHLANDER(日本名クルーガー)のほうが、遥かに心地よい音を出していたのに正直ショックを受けた。

そのためノーマルで乗ろうと決めていたLegacyの、スピーカ交換を試みたのが2年半前。
ブランドは当時あこがれていたフランスFocalにし、ラインナップの中で最も安い2WayセパレートのAccess 165Aをチョイスした。このモデル2.5年で既に165A1にモデルチェンジされていて、且つ購入したオーディオショップも潰れたようなので、こちらのサイトにリンクしときます。

それでもって左右ツィータと右ウーファを交換した時点で力尽き、その後、防振材をウーファ回りに貼って一応満足のいく音になったため、左ウーファを放置したまま気がつけば2.5年も経過してました。
このままでは交換しないまま帰国になりかねないため、重い腰を上げて作業を開始したわけです。

右ウーファの取り付けは、純正スピーカを破壊してバッフル化しましたが、手間のかかった割には、プラスチック製なので、今回は木材(MDF)でまじめにバッフルを製作。
但し一から作る気力はないので、既製品を入手し、加工しました。購入は恐らくここから。何分2年は前のことなので、よく覚えていない。。

雪の積もった庭で製作開始。
12mm厚のベースに9mm厚のスペーサを追加しますが、純正と同じく、スピーカをスラントさせるため、削ります。
得意の電動グラインダで荒削りしてからサンドペーパーで仕上げ。
金属と違い柔らかいので、一気に削れます。

仮組したところ。
写真の左側が12mm+9mm=21mm厚で、右側がほぼ12mm厚となり、スラントします。
これで、165Aの大きなマグネットもガラスをクリアでき、ウーファも搭乗者の方を向く。

加工は完了。
これから塗装ですが、買いに行くのも面倒だったので、手持ちの水性木材用塗料を使用。
塗装は十分に乾かしてから重ね塗りしたので、4回4日かけました。

塗装したインナーバッフルを165Aに取り付けて、ユニット完成!
いやー長かった、購入してから2年半だもんね。
手前に見える金属板はユニットの雨よけで、内側に吸音のため、気休めのスポンジを貼りました。

左の見るからにしょぼい(特に5本のスパイダーが)のが純正ユニット。バッフル一体型で軽量化のために音は犠牲になりましたって感じ。
ちなみにFocalとしては廉価版の165Aも、ボディはプラスチック(ABS)です。
但し剛性ははるかに高そうで、アフターマーケット用スピーカの常でマグネットも大きい。

表の比較。
Focalのこの尖がったセンターコーンに憧れてたんですよ。
コーンの材質もケブラーっぽくてかっこいい。
エッジも純正のスポンジに対し、高耐久なブチルゴムです。
4本の木ネジでMDFのバッフルにしっかり固定され、音への期待が高まります。

そしてついに装着完了!

音は最初大差はないかな?とも思ったけど、音量を上げるほどに、良さが出てくる。
張りがあり、力強い低音。そして程よく繊細で適度に柔らかい中高音への繋がりもよく、聴き疲れしない好みの音に仕上がりました。
見た目も立派なネットワークには、2段階のアッテネータがついてるので、ツィータの音量レベルを低いほうに設定しています。

でも本音を書くと、一番音質向上に貢献したのはウーファ回りに貼った、$19のDynamatです。
スピーカの交換だけでは、低音の切れのなさは解決しませんでした。
サービスホールを全て塞ぐようないわゆるデッドニングではありませんが、十分効果がありました。

今ではJettaのBoseシステムより繊細で、切れのよい音となり、Legacyを運転する楽しさに貢献しています。
目下のお気に入りは大音量で聴く山中千尋です。

さらに細かいことを言うと、16.5cmのウーファなので極低音は出ていないし、高音の繊細さも、純正ヘッドのDAコンバータではこんなもんでしょう。
ただカーオーディオでこれだけの音が出ていればはっきり言って十分。ボーカルやウッドベースなどアコースティックな音も気持ちよく鳴り、僕としてはとても心地よく満足のいく音です。

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